○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認めます。 これより、令和4年度議案、議第1号に対する
山村幸穂議員ほか3名から提出されました修正の動議について、起立により採決します。 本修正案に賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
荻田義雄) 賛成の議員は、しばらくの間、ご起立願います。 ご着席願います。 起立少数であります。 よって、本修正案は否決されました。 次に、
委員長報告に対する質疑を省略し、これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、39番
今井光子議員に発言を許します。--39番
今井光子議員。
◆39番(今井光子) (登壇)
日本共産党を代表して、意見を述べさせていただきます。今定例会に上程された議案のうち、議第1号、議第14号、議第19号、議第22号、議第24号、議第37号の6議案に反対します。 ロシアによる
ウクライナ侵略によって、21世紀に信じられない戦争が起き、世界中が震撼する中、予算の議論が行われました。経済の不安が広がり、食料やガソリンなどの値上げが暮らしを直撃しています。
新型コロナウイルス感染症は県民の暮らしを一変させました。県の予算は、県民の命と暮らしを守り、安心して暮らすために使うものです。 議第1号、令和4年度奈良県
一般会計予算5,503億1,000万円は、
日本共産党も要求してきた、
医療的ケア児相談体制整備、
ヤングケアラー支援事業創設、
スクールカウンセラー配置促進、
こども食堂拡充、就学前子どもの
国民健康保険料免除など、県民の願いを取り入れたものもありますが、全体として、
新型コロナウイルス感染症や物価高に苦しむ県民の暮らしの実態に寄り添わず、見通しのない15年も先の
リニア中央新幹線奈良市附近駅設置と、五條市の大
規模広域防災拠点、2,000メートル滑走路の整備、
リニア中央新幹線新駅から
関西国際空港接続の
リニア関連、3点セットの
大型開発優先になっています。 県民の声を聴かずに進めた事業では、45億円を投入した奈良県バスターミナルはがらがら。急浮上した
大和平野中央スーパーシティ構想は、公平公正に疑念があるプロポーザルの手続で、
コンソーシアム企画運営業務委託に1,000万円が投じられましたが、第2次募集の見通しすら不明です。一方、子どもの貧困が深刻な中で、奈良県産
給食推進事業費は、昨年80万円が46万4,000円に削減、小売業が全国一少ない奈良県で、商店街活性化の新たな仕組みづくり事業は127万8,000円と、あまりにも少ないと言わざるを得ません。知事が自分のやりたいことをやるために、県民のささやかな予算を削減している
一般会計には賛同できません。 議第14号、令和4年度
国民健康保険事業費特別会計予算、
国民健康保険の事業は県単位化になりましたが、国庫負担が下がる一方で、県民負担増につながる納付金が増えているため、反対します。 議第19号、県費負担教職員定数条例及び奈良
県立高等学校等職員定数条例の一部を改正する条例は、教職員の定数削減は、教員の過重労働につながるため、反対します。 議第22号、知事等及び職員の給与の特例に関する条例の一部改正条例は、職員給与削減を20年間も続けており、
新型コロナウイルス感染症対策で頑張っている職員のモチベーションを下げ、
地域経済へ及ぼす影響が大きいため、反対します。 議第24号は、国民監視を強めるマイナンバーカードの使用を拡大するもので反対です。 議第37号、地域における多様な人材の育成、就労の促進及び再就職の支援に関する条例は、多様な働き方という言葉で非正規を固定化するもので、一番望まれている非正規雇用の正規化や処遇改善に役立たないために反対します。 以上で反対討論といたします。
○議長(
荻田義雄) 次に、21番田中惟允議員に発言を許します。--21番田中惟允議員。
◆21番(田中惟允) (登壇)自由民主党を代表して、全議案に賛成の立場から討論を行います。 知事は就任以来、本県が近隣の大都会から経済的に自立し、脱ベッドタウン化することを目指し、懸命に取り組んできておられます。近年では、工場立地件数が全国上位に躍進するとともに、ホテルの客室数が増加するなど、様々な分野で新たな県内雇用につながる取組の成果があらわれ始めています。 また、「くらしやすい奈良を創る」ことも大きな目標とされ、
新型コロナウイルス感染症への対応にも大きく貢献されている奈良県総合医療センターや南奈良総合医療センター、県立医科大学附属病院など、医療体制が充実してまいりました。 さらに、
京奈和自動車道をはじめとした幹線道路の整備、なら歴史芸術文化村などの文化・観光施設の整備なども進み、発展する奈良県の姿が徐々に形になって見えてきました。 さらに、いよいよ15年後に迫ってきた
リニア中央新幹線の東京から大阪までの全線開業と、奈良市附近駅の設置を見据えて、令和4年度を、本県のさらなる発展へと導く
プロジェクトの実現に向け、着実に歩みを進める年にするとの決意を新たにしておられます。新年度では、まず、この奈良市附近駅の早期確定と、
リニア中央新幹線の建設に伴う発生土の活用をした大
規模広域防災拠点の整備、奈良市附近駅と関西国際空港との接続線の整備の3つの関連する
プロジェクトを一体的に進めることとしておられます。 また、
リニア中央新幹線の開業時期を目標として、
大和平野中央スーパーシティ構想の実現や、
京奈和自動車道の全線概成、平城宮跡歴史公園等のにぎわいの拠点づくりなど、大きな
プロジェクトにも力を尽くして取り組まれます。 こうした今後の奈良県発展の屋台骨となる
プロジェクトを基軸として、中央卸売市場の再整備等の県経済の好循環を促す取組や、「福祉の奈良モデル」の構築に向けた取組などを盛り込み、奈良新「都」
づくり戦略2022として取りまとめられ、この戦略に基づき、新
年度予算案をはじめとする議案を提出されました。 予算案をはじめ、条例の制定及び改正案等は、いずれも適正なものであると認められることから、今定例会に提出されましたすべての議案に対して賛成いたします。
○議長(
荻田義雄) これをもって討論を終結します。 これより採決に入ります。 まず、令和4年度議案、議第1号、議第14号、議第19号、議第22号、議第24号及び議第37号について、起立により採決します。 以上の議案を、各
委員長報告どおりそれぞれ決することに、賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
荻田義雄) 賛成の議員は、しばらくの間ご起立願います。 ご着席願います。 起立多数であります。 よって、本案はいずれも各
委員長報告のとおり決しました。 次に、令和4年度議案、議第2号から議第13号、議第15号から議第18号、議第20号、議第21号、議第23号、議第25号から議第36号及び議第38号から議第45号並びに令和3年度議案、議第129号から議第145号、報第33号及び報第34号並びに請願第10号については、各
委員長報告どおりに、それぞれ決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認めます。 よって、本案はいずれも各
委員長報告のとおり決しました。
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○議長(
荻田義雄) 次に、令和3年度議案、議第146号及び議第147号を一括議題とします。 以上の議案2件については、質疑、委員会付託及び討論を省略し、ただちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認めます。なお、採決については議案ごとに行います。 まず、令和3年度議案、議第146号「
教育委員会の委員の任命について」お諮りします。 本案については、原案に同意することに決して、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認め、本案は、これに同意することに決しました。 次に、令和3年度議案、議第147号「
公害審査会の委員の任命について」お諮りします。 本案については、原案に同意することに決して、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認め、本案は、これに同意することに決しました。
--------------------------------
○議長(
荻田義雄) 次に、30番和田恵治議員ほか9名から令和4年度議案、議第46号「奈良県議会議員の議員報酬額、費用弁償額及び期末手当の額並びにその支給条例の一部を改正する条例」についての議案が提出されましたので、これを議題とします。 議案はお手元に配付しておりますので、ご了承願います。 35番粒谷友示議員に提案理由の説明を求めます。--35番粒谷友示議員。
◆35番(粒谷友示) 「奈良県議会議員の議員報酬額、費用弁償額及び期末手当の額並びにその支給条例の一部を改正する条例」について、提案理由の説明を行います。 昨年、他の都道府県議会において、正当な理由がなく長期間にわたり議会の会議等を欠席しているにもかかわらず、議員報酬と期末手当を満額支給されている事例があり、社会問題となりました。 税金を原資とする議員報酬や、期末手当の支給を受けている私たちは、常にみずから律し、県民の信頼と負託に応えることにより、その職責を果たさなければなりません。このため、奈良県議会において、議員報酬等の支給に関し、県民の皆様方の理解を得られるようにすべきであると考え、各会派間で協議を重ねてまいりました。今回の条例改正案は、議員が正当な理由なく、その使命を果たす最も重要な場である議会や委員会などの会議を長期にわたって欠席する場合、その職責を十分果たしていないと考え、それに相当する議員報酬や期末手当を減額して支給する旨の規定を追加するものです。具体的には、2定例会にわたって出席を求められた議会や委員会といった会議等のすべてを欠席した場合を長期欠席とし、出産や公務上の災害などのやむを得ない理由がない場合には、次の会議等に出席するまで、議員報酬や期末手当を半分に減額するものです。現在、我々奈良県議会議員は、県内の経済情勢や公共施設の維持管理、県有施設の耐震対策に多額の費用の捻出が必要であることを理由に、平成27年11月から任期が満了する来年4月までの約7年半の間、議員報酬を約1割減額する措置を講じているところでございます。今後も、県民目線で議会制度の見直しや改革に向けた取組を進めてまいる所存でございます。 何とぞ
議員各位のご賛同をいただきますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(
荻田義雄) お諮りします。 本案については、質疑、委員会付託及び討論を省略し、ただちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認めます。 お諮りします。 令和4年度議案、議第46号については、
原案どおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認めます。 よって、本案については、
原案どおり可決されました。
--------------------------------
○議長(
荻田義雄) 次に、28番尾崎充典議員より、意見書第1号、
新型コロナウイルス感染症ワクチン追加接種の安心・安全、円滑な促進を求める
意見書決議方の動議が提出されましたので、尾崎充典議員に趣旨弁明を求めます。--28番尾崎充典議員。
◆28番(尾崎充典) (登壇)意見書第1号、
新型コロナウイルス感染症ワクチン追加接種の安心・安全、円滑な促進を求める意見書(案)につきましては、意見書案文の朗読をもって提案に代えさせていただきます。
△意見書第1号
新型コロナウイルス感染症ワクチン追加接種の安心・安全、円滑な促進を求める意見書(案) 昨年12月、2回目のワクチン接種から8か月を経過した方に対する3回目の追加接種が始まりました。その後、接種間隔の前倒しが進められておりますが、低いレベルの追加接種率にとどまっています。 他方、第6波の感染爆発の中心となるオミクロン株は、感染力が強く、2回接種者であっても感染するケースが出ています。そのため、ブースター接種(3回目接種)を希望する方が、一刻も早く、一人でも多く、安心・安全そして円滑に接種できる体制と環境を整備することが急務です。 よって、国民のいのちとくらしを守る観点から、追加接種の加速のため、次の事項を徹底し、万全の対策を講ずるよう、強く求めます。 1 医療従事者・施設系介護職員だけでなく、訪問系の介護職員、学校教職員、保育園職員、学童保育関係者、妊婦、在宅の透析患者や血友病患者、中和抗体値が下がっている方等を大規模接種会場をはじめとした全ての接種会場における優先接種の対象にすることを検討すること。 2 交差接種を含むワクチンの有効性及び安全性、副反応情報など、具体的情報を正確、迅速に伝えるなど、ワクチンに関するリスク・コミュニケーションを一層強化すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和4年3月25日 奈良県議会 何とぞ
議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
荻田義雄) 10番浦西敦史議員。
◆10番(浦西敦史) ただいま、尾崎充典議員から提案されました意見書(案)に賛成いたします。
○議長(
荻田義雄) 26番
小林照代議員。
◆26番(小林照代) ただいま、尾崎充典議員から提案されました意見書(案)に賛成します。
○議長(
荻田義雄) ただいまの動議は、成規の賛成があって成立しました。 よって、直ちに議題とします。 お諮りします。 意見書第1号については、28番尾崎充典議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認め、さように決します。
--------------------------------
○議長(
荻田義雄) 次に、27番
山村幸穂議員より、意見書第2号、国内の食料自給率引き上げを求める
意見書決議方の動議が提出されましたので、
山村幸穂議員に趣旨弁明を求めます。--27番
山村幸穂議員。
◆27番(山村幸穂) (登壇)意見書第2号、国内の食料自給率引き上げを求める意見書(案)につきましては、意見書案文の朗読をもって提案に代えさせていただきます。
△意見書第2号 国内の食料自給率引き上げを求める意見書(案) 農林水産省は令和3年8月、令和2年度の食料自給率がカロリーベースで37.17%に低下したと公表した。令和2年度の米の収穫は平年並みだったにもかかわらず、未曾有の凶作に見舞われた平成5年度を下回り、過去最低を更新した。世界でも異常に低い自給率の低下に歯止めがかからないことは、日本国民の生存する基盤を脅かす深刻な事態である。 コロナ危機で食料の輸出規制に踏み切る国が相次いでおり、外国頼みの危うさが改めて浮き彫りになっている。命の源である食料・農産物は、緊急時だからといってすぐに増産することは難しいため、国内生産を拡大し、自給率を高める平素からの努力が不可欠である。 自給率の向上は世界の食料問題の解決や地球環境保全の面からも迫られている。食料の海外依存は長距離輸送による大量の化石燃料の消費を伴い、温室効果ガス排出削減に逆行する。農産物輸出国では、水資源を浪費し、単一作物の大規模生産で生物多様性を脅かしている。土壌の劣化や森林破壊も引き起こしている。自給率アップは地球と人類社会の持続的な発展のために必要であり、国際社会への責務でもある。 自給率が下げ止まらないのは、米の消費減とともに、農地や担い手などの生活基盤が弱体化していることが大きな問題である。農業生産を中心的に担う基幹的農業従事者は20年間で104万人(43%)少なくなり、減少スピードは加速している。農地の縮小と荒廃も進んでいる。 家族経営でもやっていける小規模農家こそが田んぼや里山を支え、環境を守り、地域を支えてきた。 よって、奈良県議会は、政府に対し、食料自給率の引き上げをめざす施策を行うよう求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和4年3月25日 奈良県議会 何とぞ
議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
荻田義雄) 17番佐藤光紀議員。
◆17番(佐藤光紀) ただいま、
山村幸穂議員から提案されました意見書(案)に賛成いたします。
○議長(
荻田義雄) 38番中村昭議員。
◆38番(中村昭) ただいま、
山村幸穂議員から提案されました意見書(案)に賛成します。
○議長(
荻田義雄) ただいまの動議は、成規の賛成があって成立しました。 よって、直ちに議題とします。 お諮りします。 意見書第2号については、27番
山村幸穂議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認め、さように決します。
--------------------------------
○議長(
荻田義雄) 次に、7番亀甲義明議員より、意見書第3号、地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める
意見書決議方の動議が提出されましたので、亀甲義明議員に趣旨弁明を求めます。--7番亀甲義明議員。
◆7番(亀甲義明) (登壇)意見書第3号、地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書(案)につきましては、意見書案文の朗読をもって提案に代えさせていただきます。
△意見書第3号 地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書(案) 少子高齢化や人口減少の進展により、あらゆる現場で人手不足や後継者不足が叫ばれる中で、新しい地域社会の構築は、地方自治体にとって喫緊の課題となっている。また今後は、
新型コロナウイルス感染症などの感染症の蔓延を防ぐ上で、人と人との直接的な接触を低減させることが必要となり、働き方や教育、医療や福祉といった、日常生活の現場の変容が求められている。 そして今、政府の「デジタル田園都市国家構想」への取り組みをはじめ、社会のデジタル化への流れが加速する中で、「誰一人取り残されないデジタル社会」の実現を目指して、地域の課題解決に資するデジタル化を、適切かつ迅速に推進し、すべての住民がその恩恵を享受できる社会を構築する時代が到来した。 そこで政府に対して、
子どもたちの学びの継続、医療への適時適切なアクセス、新しい分散型社会の構築、持続可能な地域の医療と介護、地域住民の安全で安心な移動など、特に地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進について特段の取り組みを求める。 1 すべての
子どもたちの学びの継続のために すべての地域で、感染症の拡大防止や不登校児童生徒への柔軟な対応など、誰もが何処でも安心して学びが継続できるように、リモート授業を可能にするための通信環境等の整備、デジタル教材や通信料の無償化など、各家庭の状況に配慮した対応ができるよう、所要の措置を講じること。 2 医療への適時適切なアクセスのために 地域住民が安心して医療にアクセスできるよう、オンライン診療等を誰もが身近に受けられるように、現在、オンライン診療を適切に実施する前提となっている「かかりつけの医師」について、各地域に適切に配備すると同時に、その存在と役割を周知する広報活動の充実など、すべての住民が「かかりつけの医師」に繋がれるための取り組みを強化すること。 3 新しい分散型社会の構築のために 地域の新しい兼業農家やデジタル人材の確保に向け、「転職なき移住」を実現するための
テレワークの拡大や、サテライトオフィスの整備等に対する補助金等の拡充や税制の優遇、更に移住者への住宅取得支援や通信料金の軽減など、分散型社会の構築への総合的な取り組みを強化すること。 4 持続可能な地域の医療と介護のために 住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように、介護および看護分野における人材不足の解消に資するICT技術を用いた支援機器の開発と実証実験への支援を拡充するとともに、当該支援機器の現場への適時的確な導入を促進するために、その機能と安全性を適切に評価した上での人員の配置基準の見直しが迅速に図られる体制を整備すること。 5 地域住民の安全で安心な移動のために 政府では、高齢化が進行する中山間地域における生活の足の確保等のため「道の駅」等を拠点とした自動運転サービスの実証実験を平成29年度より全国18箇所で実施してきた。こうした技術面やビジネスモデル等に関する実験結果を踏まえ、各地域への実装配備が進められるように、導入要件の検討や補助事業の創設などに早急に取り組むこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和4年3月25日 奈良県議会 何とぞ
議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
荻田義雄) 18番清水勉議員。
◆18番(清水勉) ただいま、亀甲義明議員から提案されました意見書(案)に賛成いたします。
○議長(
荻田義雄) 21番田中惟允議員。
◆21番(田中惟允) ただいま、亀甲義明議員から提案されました意見書(案)に賛成します。
○議長(
荻田義雄) ただいまの動議は、成規の賛成があって成立しました。 よって、直ちに議題とします。 お諮りします。 意見書第3号については、7番亀甲義明議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認め、さように決します。
--------------------------------
○議長(
荻田義雄) 次に、6番山中益敏議員より、意見書第4号、介護職員の処遇改善に関する手続きの簡素化と対象職種の拡大を求める
意見書決議方の動議が提出されましたので、山中益敏議員に趣旨弁明を求めます。--6番山中益敏議員。
◆6番(山中益敏) (登壇)意見書第4号、介護職員の処遇改善に関する手続きの簡素化と対象職種の拡大を求める意見書(案)につきましては、意見書案文の朗読をもって提案に代えさせていただきます。
△意見書第4号 介護職員の処遇改善に関する手続きの簡素化と対象職種の拡大を求める意見書(案) 近年の少子高齢化の進展により、介護が必要な高齢者が増加する一方で、各介護の現場では、介護人材の確保に大変に苦慮している状況である。また、コロナ禍での介護サービスの継続も含め、介護人材のエッセンシャルワーカーとしての役割がますます重要となっており、その処遇の改善が求められている。 今般「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」(令和3年11月19日閣議決定)において、「賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提」として、収入を3%程度(月額9,000円)引き上げるための措置を実施することが決定し、令和4年10月以降については臨時の報酬改定を行い所要の措置が講じられることになっている。 そこで政府に対して、この介護職員の処遇改善においては、今回の臨時の報酬改定とともに、原則3年ごとに行う公的価格の改定も含め、制度の簡素化や介護報酬の運用について事業所毎の柔軟な対応を進め、地域の介護サービスを持続可能なものとするために、次の事項に対して特段の配慮を求める。 1 臨時の報酬改定(令和4年10月以降)において新設される「新たな加算」については、現行の2つの加算(「介護職員処遇改善加算」及び「介護職員等特定処遇改善加算」)の統合を含めた一本化を検討するなど、事務手続きの簡素化に最大限努めること。 2 「介護職員等特定処遇改善加算」の配分方法について、その対象者については、事務職員等も含めて、法人や事業所が実情に応じて柔軟な判断を行いながら、加算金の弾力的な運用が可能となるよう所要の措置を講じること。 3 原則3年ごとに行う公的価格の見直しにおいては、現行の加算(「介護職員処遇改善加算」及び「介護職員等特定処遇改善加算」)との整合性を踏まえた上で、各介護職員の勤続年数と施設内でのキャリア検定制度などを組合せた人件費をベースにしての事業所毎の介護報酬総額を算定する方式に変更するなど、介護報酬申請の手続きの簡素化と、人材確保への事業者の裁量権を拡大するための制度の刷新を検討すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和4年3月25日 奈良県議会 何とぞ
議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
荻田義雄) 4番川口延良議員。
◆4番(川口延良) ただいま、山中益敏議員から提案されました意見書(案)に賛成します。
○議長(
荻田義雄) 5番疋田進一議員。
◆5番(疋田進一) ただいま、山中益敏議員から提案されました意見書(案)に賛成いたします。
○議長(
荻田義雄) ただいまの動議は、成規の賛成があって成立しました。 よって、直ちに議題とします。 お諮りします。 意見書第4号については、6番山中益敏議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認め、さように決します。 以上の意見書については、会議規則第41条の2の規定により措置することにします。
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○議長(
荻田義雄) 次に、「
議員派遣の件」を議題とします。 お諮りします。 本件については、会議規則第95条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認め、さように決します。
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○議長(
荻田義雄) 次に、
常任委員会の閉会中審査事件について、お諮りします。 奈良県議会委員会条例の所管事項のとおり
常任委員会に閉会中の審査を付託することとし、その期間は次期定例会開会までとしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる)
○議長(
荻田義雄) ご異議がないものと認め、さように決します。
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○議長(
荻田義雄) 以上をもって、今期議会に付議されました議案は、すべて議了しました。 よって、本日の会議を閉じます。
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○議長(
荻田義雄) これをもって、令和4年2月第349回奈良県議会定例会を閉会します。
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△閉会式
○議長(
荻田義雄) (登壇)2月定例県議会の閉会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 2月25日の開会以来本日まで、
議員各位におかれましては、喫緊の課題である
新型コロナウイルス感染症への対策事業等を盛り込んだ令和4年度予算をはじめとする重要議案及び県政の諸課題に、終始熱心に調査、審議いただき、議案はすべて滞りなく議了し、ここに閉会の運びとなりました。心から感謝申し上げます。 知事をはじめ理事者各位におかれましては、議会審議に寄せられました真摯な態度に心から敬意を表しますとともに、審議の過程におきまして
議員各位から述べられました意見、ご要望につきましては、県民の声として十分に尊重いただき、今後の県政の執行に一層のご反映をされますよう望むものです。 さて、先月24日にロシアが軍事侵略し、ウクライナの主権と領土が侵害され、民間人を含め、多数の犠牲者が出ています。これは断じて容認できないものであり、県議会としても
全会一致で非難する決議を行ったところです。一日も早い平和的な解決を望むものです。 あと1週間で新年度を迎えることとなり、公私ともにご多用のことと存じますが、
議員各位、知事理事者の皆様方におかれましては、健康に十分ご留意いただき、県政各般の諸施策の着実な推進に、一層のご尽力をいただきたいと存じます。 結びに、会期中における報道関係者各位のご協力に対し、厚く御礼を申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。
◎知事(荒井正吾) (登壇)定例県議会の閉会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。 今議会に提案いたしました各議案につきましては、終始熱心にご審議いただき、いずれも原案どおりご議決またはご承認いただきました。誠にありがとうございました。 本会議並びに
予算審査特別委員会をはじめ、各委員会の審議のご過程でいただいたご意見、ご提言などにつきましては、これを尊重し、今後の県政運営に反映するよう努めてまいりたいと思います。
議員各位におかれましては、今後とも県勢発展のため、一層のご支援、ご協力をいただきますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。誠にありがとうございました。
△午後2時23分閉会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 奈良県議会議長
荻田義雄 同 副議長 和田恵治 署名議員 山本進章 署名議員 川口正志 署名議員 小村尚己...